文化交流 > 修煉体験
引用サイト:明慧ネット
http://jp.minghui.org/2017/05/28/53794.html
衆生を救い済度する中 「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」について悟る
文/台湾の大法弟子
【明慧日本2017年5月28日】 慈悲で偉大なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは! 私は台湾の大法弟子で、法を得てから19年が経ちました。今日は、自分の法を得た経歴を紹介し、近年の日本の主流社会に向けて真相を伝えた体験について、皆さんと交流したいと思います。 1、日本で法を得る 大学1年生の夏休み中に、私は女性の先輩の引っ越しを手伝う際に重大な交通事故に遭い、体調がどんどん悪くなりました。西洋医の治療法であろうと、漢方医の治療法であろうと、特殊な治療、または神仏を拝むことや気功修練も、何もかも試してみましたが、まったく効果がありませんでした。身体の不可解な痛みにより、心身ともに疲れ切っていました。台湾大学を卒業した後、私は国費外国人留学生として東京大学に留学することになりました。 こうして私は日本へ旅立ち、人生で最も絶望していた時期に、中国河南省出身の東大留学生の大法弟子に出会い、大法を紹介してもらいました。初めて煉功した際、数年来、自分の呼吸を押さえていた物質が師父によって取り除かれました。私はようやくまともに食事をしたり、睡眠を取ったりすることができるようになり、心底から師父の慈悲なるご済度に感謝しました。 東大を卒業した後、私は夫についてアメリカへ行きました。日本で法を得たため、大法の素晴らしさを善良な日本人たちに伝えたいと願いました。アメリカでの法を実証する仕事が一段落した後、私は日本に戻り、法を広め真相を伝え始めました。 2、日本の貴賓に渡す大切なプレゼント 2011年10月、私が勤めるグループ企業のCEO(最高経営責任者)は力を尽くして、当時、台湾を訪問中の日本の首相および各議員さんとの面会の機会を得ました。私も出席を要求されて、首相のお隣に座りました。当日の夜、出席した企業家たちは皆高級なプレゼントを用意しました。私もプレゼントに日本語の『法輪功』を用意し、大法の素晴らしさや大法が世界中に広く伝え出されていること、大法が中国共産党に迫害されているにもかかわらず、国際社会から支持を受けていることを説明し、日本も正義の声をあげて、悪事ばかりやっている中国共産党に頭をさげてはいけないことなどを懇願した手紙を準備しました。首相に「私は首相の健康を非常に気にかけていて、首相の胃腸がよくないことを存じています。このプレゼントは首相の健康回復に役に立ち、さらに素晴らしい未来をもたらしてくれると思います」と話しました。彼はその場ですぐにプレゼントを開けようとしましたが、私は「帰られてからゆっくり見て下さい。内容を詳しく理解されることは、あなた自身と日本の未来にとってとても重要です」と説明しました。彼は私に感謝して、帰ってからよく見てみると言われました。翌年、彼は再び日本の首相として選任され、今日に至っています。彼が真相を理解して正しい選択をされたから、今日の地位に就(つ)かれていると私は思います。 私はずっとどのようにしてもっとうまく、もっと効率よく日本の主流社会に大法の素晴らしさと、大法が中国で迫害されている真相を伝えていくかを考えていました。 2011年3.11の東日本大震災の後、台湾の民衆が250億円の寄付金を出したことは、日本人に感動を与えました。日本各地の企業は次々と感謝の意を示し、台湾政府および台湾の企業を訪ね、ビジネスの提携を求めました。その時、私は台湾および日系企業が集まる某団体の理事として選任されました。これは師父が私に衆生を救い済度させるために按排されたことだと思いました。なぜなら、他の理事は全員企業の社長ですが、私だけが違っていました。 2012年の下半期から、毎月、日本政府の各地の知事が企業の代表団を連れて、台湾を訪問しに来ていました。職務の便宜上、私は各種の会議に参加し、毎年、多くの日本政府の職員と企業家たちに会うことができました。私はいかに真相を伝えたらよいかを真剣に考え始めました。こんな素晴らしい大法が迫害を受けていることを、わずかな言葉でははっきり説明できないし、数枚の法輪功の真相資料だけでは十分な説得力がなく、重視されにくいと思いました。 3、日本語版の『国家による臓器狩り』を出版し、正念を堅持し、勇猛邁進する 良い方法を思いつかない中で、私は2013年のニューヨーク法会に参加し、師父のお話からヒントを得ました。師父は「生きた人から臓器を摘出するということですが、古代ローマに起きたキリスト教徒への迫害が最も邪悪な時でも、ここまで邪悪にならなかったのです。最も邪悪な時でも、人を死なせることに留まっていました。この星で起きた最大の邪悪であり、これは大法弟子がこの迫害の中で耐え、そして直面した邪悪であり、この迫害の中で現れてきた邪悪です」[2]と説かれました。 師父の大きく響き渡る声が私に、「日本へ行って、生きた人から臓器を摘出することを切り口として深く真相を伝えて」と教えられたようで、その一瞬で私はわかり真相を伝える方向性も見えてきました。こんなにはっきりと悟らせて頂いた師父にとても感謝しています。台湾に戻ってから、私はまず同修に依頼し、臓器狩りの映画の日本語版を作ってもらい、それでも足りないと思って、中国語版と英語版の『Bloody Harvest』と『State Organs』を購入し、読み終えた後に『State Organs』を日本語版に翻訳し出版しようと決心しました。 まもなく、数人の日本の同修は翻訳を完成させました。私は日本の留学経験のある医学博士の先輩に本の中の医学専門用語を校正してもらいました。彼はまた日本の著名な医学業界の人たちを紹介してくれました。私は日本に行って、彼らの一人一人を訪ねました。正義感のある日本の出版社の協力の下、2013年10月に本が日本で出版されました。出版後、それらの医師や教授たちは各自の影響力を発揮し、本を購入して自分の友達や図書館に贈りました。 2013年から2016年の間、日本政経界と台湾の政経界の往来が最も頻繁で、台湾と日本が断交以来の史上最も友好的な数年であり、以前にない盛況ぶりでした。師父が大量の衆生を救い済度するために按排されたものだと思いました。私は可能な限り毎回のチャンスを大切にして、真相が書かれた書籍を衆生に持っていきました。 ある日、私は台湾の五院(行政院、立法院、司法院、試験院、監察院)の院長が開催した歓迎会に出席しました。私は日本語版の『国家による臓器狩り』を日本の貴賓に贈りました。晩餐会の後、ある院長はどうして自分に本を贈らなかったのかと聞きました。私は「院長のような高官が本を読みますか?」と尋ねました。院長は「院長が勉強したことがなく、字も読めないと思っていますか?」と答えました。私はすぐに本を院長たちに渡しました。院長は「署名してから本を渡すべきです」と教えてくれました。また、院長はサインの仕方を教えてくれて、今後本を贈る際に署名した方がよいと注意してくれました。 その後、私は師父がいつもこんなにも慈悲深く、自分を一歩一歩導いて正法の道を歩ませておられるのに、私はいつも自分が正しいと思い込み、観念と執着を持って人を救い済度していたことを恥ずかしく感じました。 ある会議の際、日本の地位の高い政経界の人が招かれてスピーチをして頂きました。休憩の時、私は突然正念を失い、いつも何の関係もない会議で講演者に生体臓器狩りの本を贈ることが正解かどうかを疑い始めました。そこですぐに念を転じて、チャンスは逸してしまうと、二度とやってこないと思い直し、発表者に近づきました。意外なことに発表者は、「私はずっと中国の問題を研究しており、この本にとても興味を持っています。私は首相内閣の科学技術幕僚長で、中国共産党の生体臓器狩りはとてもありえないことで、これを首相に伝えます。ありがとうございます」と言われました。 毎回、私が人心を持って衆生を救うことに対処して、危うくチャンスを失おうとする瞬間に、師父は様々な形で「機縁は一度しかなく」[3]を悟らせてくださいました。確かに、これらの政治や経済界の主流社会の人たちは滅多に台湾を訪問せず、日本にいてもなかなか会えないのに、台湾に来られた以上、私はまだ何を迷うのでしょうか? 平素、衆生を救うことを最優先して考えていれば、多くの損失を減らすことができると思います。師父は「現在の人類の毎日もすべて大法の要求に応じて按排されたものであって」[5]と説かれています。 4、日本の主流社会に神韻を勧める 数年来の企業界での真相伝えの経験上、過去のプロジェクトに頼って多くの主流社会の人を救い済度するには限りがあると思いました。師父が神韻公演の形で衆生を救い済度されていて、公演の中には師父の法力が注がれているため、私は神韻がきっと巨大な力を示されて主流社会の人たちを救い済度できると固く信じています。師父は「法を正すことは絶えず前へと進んでおり、一歩一歩、その次元の人の順番になれば、上ではある天国、ある次元の天体に到達したら、その次元の人が見に来ますが、次回のその席はほかの人のものになり、彼のものではないのです」[6]と説かれています。ですので、毎年、私は違う企業の経営者たちを探して神韻を観ることを勧めてきました。 2014年、私は世界性に富んだある社会団体に参加し、その環境を利用して神韻を勧めようと考えました。その思いを持って、私はその年に大量の精力と時間を掛けて、たくさんの東京の企業経営者の社会団体を訪問したり、東京の主流社会の人たちを訪ねたりして、2015年の東京の神韻公演を紹介しました。 ある機会に、日本のとても大きな社団法人の会議に出席したとき、驚いたのは、一緒に食事をしていた人たちはみな日本の各大手メディアのCEOでした。ある会員は「日本のトップ数百社の大企業の社長さんたちはみなこの社団に参加されています。これが最も影響力を持つ社団法人の一つです」と教えてくれました。これが主流社会の人たちを救う最もよいチャンスだと思い、心の中で師父にこう願いました。「弟子に全ての能力を授けて下さい。この機会に神韻を宣伝する局面を開きたいのです」。私は師父が説かれていることを深く信じています。「今、主流社会をターゲットにすると言っていますが、主流社会で成功してはじめて、全社会で成功し、影響を大きくし、もっと多くの観客がやってきて、もっと多くの救われ済度される衆生が来場します」[7]。「多くのことは偶然にみえますが、偶然ではありません」[8] 台湾に戻った後、私は計画を練り、目標に向かって準備し始めました。成功出来るかどうかは分かりませんが、修は己にありて、功は師にありと思い、私は必ず正念を堅持しなければいけません。企業の経営者たちは間違いなく主流社会の人たちですので、この方向性で間違いありません。私は彼らに神韻が彼らを救うために日本にやってきたことを知らせるべきと思いました。 神韻を勧める過程で、私はよく師父が示された神の奇跡を感じていました。一例ですが、ある日、神韻を宣伝するさい、私はとても大きな影響力を持つテレビ局の会長に神韻の予告編の動画を見せました。この会長は「私はメディアの者ですが、神韻芸術団が10回も日本にやって来ているのに、今日初めて知りました。神韻は日本で今年だけ成功を収めるのではなく、今後も毎年成功しなければならないと思います」と言いました。そして、彼は神韻を広める案を提案してくれました。 1カ月後、このテレビ局は神韻を紹介する短いビデオを作り、関西の最も人気のある番組で放送し、1円も請求しませんでした。常人からみれば、これはまるで奇跡のようでした。なぜなら、他人なら様々な人間関係を使って、大金を払って初めてこの番組で営利宣伝をすることができるのです。しかも、私がこのVIPと会ったのは、たったの3回だけでした。 今年、このテレビ局は中国共産党による妨害の圧力に耐え、引き続き神韻の宣伝に手伝ってくださいました。大阪の神韻の協調人は私に、「以前、私たちはお金をかけてマスコミで広告を出そうとしましたが、中国共産党の圧力を受けた一部のメディアに断られました。今回、このテレビ局が神韻の宣伝をしてくださることは、いくらのお金を払っても得られないものだと思います」と話しました。ある大手メディアの上層部の人は「今回の神韻広告の放送は、日本のメディア業界にとても意味深い正の影響力をもたらしています。主流社会の人たちは情報を共有していますから」と私に言いました。 神韻を勧める過程は、執着心を取り除く過程でもあります。去年の9月、私が再度そのVIPを訪ねて、会話の中で、彼は突然「明後日の会議で、3分間神韻を紹介してみませんか?」と提案しました。私は何も言いませんでしたが、心の中では嬉しさと驚き、不安が交じっていました。なぜなら、私は大勢の人の前で話すのがもっとも苦手でした。当日、ある大手メディアの社長は笑いながら「今回のこの特別な手配はとても良かったです。神韻の日本における知名度はもっと高められました」と言ってくれました。秘書室の人たちも神韻のチラシを出席者全員に配ることを手伝ってくれました。紹介のスピーチを終えた後、そのVIPから「次回のスピーチは内容を少し改善すべきです」と言われて、「次もあるのですか?」と思い、怖がることからやはり避けられないと思いました。2017年の神韻公演の前にも、何人かの日本の社団法人が神韻の紹介してほしいと私に言いました。私は自分の日本語での演説には満足しなかったのですが、数人の社長さんから素晴らしいとのフィードバックを頂き、私の伝えたい意味を十分理解できたと言われました。 神韻を勧める過程で、ずっと異なる衆生から助けを頂いていました。一回、ある企業の前経営者から声を掛けられて、手伝うことがないのかと聞かれ、スピーチの内容をどのように修正すればよいかを教えてくださいました。彼の指導により、発言の原稿は優雅な言葉で神韻の古代中国および現代中国との関係をはっきりと表現することができました。また、彼から「京都は千年以上の文化の伝承を受けてきたため、日本国内において最も外からの物を受け入れにくいところです。努力をし続けて初めて京都の主流社会を開くことができると思います」と教えられました。 2016年の日本での神韻公演を進めるために、私は全力を投じ、毎日休まずに頑張って、数千人の経営者と連絡を取りました。その間、諦めようとも思ったことがありますが、衆生を救い済度する力をますます増やすべきとの師父の説法を思い出すたびに、歯を食いしばって最後まで堅持しました。たくさんの日本の法人の方たちから「家族や親友は神韻を観に行きました。今年のチケットはほぼ完売だそうです」との手紙を頂きました。 2016年の日本と台湾での神韻の宣伝を終えた後、私は心性を早く高めなければならないと実感し、再び早朝の集団煉功に戻り、学法も強化し始めました。修煉は緩めてはいけません。自分の修煉を緩め、自分に課する基準を下げれば、衆生を救い済度する十分な正念が足りなくなります。この道は辛いのですが、私は必ず困難を克服し、大法に対する信念を堅持しなければなりません。さらに師父のご加護を受けて、やっと絶えず前進できるわけです。学法も煉功もきちんとできてこそ、師父に対する承諾を再度実現させ、引き続き数カ月努力して、2017年の京都での神韻公演を推し進めることができると思いました。 この19年間の修煉の過程を振り返ってみると、私はずっと第一線で真相を伝えているので、衆生と接触することの必要性を深く実感しています。しかし、常人社会という染物がめに接するとき、自分自身をよく修めることは極めて重要です。私が接してきた人たちの多くは社会の卓越した人、または主流社会の人ですが、自分の社会的地位が高くないため、ときどき心が不安になったり、自分自身を修煉者として思えなかったり、恐怖心や損得を拘る心、名利心などの執着心が出てきます。私は絶えず学法と煉功を行い、主意識を強め、法から離れている思想を正し、常人との関係を正しく保つことができました。正念は大法から生じるものです。自分は最後になればなるほどさらに精進し、大慈大悲の正覚を得て、さらに多くのいまだに救われていない衆生を救い済度し、師父が按排して下さった道をきちんと歩むことを願っています。 最後に、慈悲で偉大なる師父が弟子にして下さったすべてに感謝いたします。また、19年来、正法修煉の道のりにおいて全力で協力してくれた我が家族と、大いに支持してくれた同修達にも感謝したいと思います。 慈悲で偉大なる師父、ありがとうございます! 同修の皆さん、ありがとうございます! 注: [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「退職した後に修煉する」 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「得失は一念」 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「功能とは何か」 [6] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」 [7] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「更なる精進を」 [8] 李洪志師父の著作:『ヒューストン法会での説法』 (二零一七年ニューヨーク法会での発言原稿) |