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『三字経』 第18単元 高価な帯を持ち主に返した裴度ー運命は変えられる
《三字経》第十八単元 裴度還帯
有連山 連山(れんざん)有(あ)り
有帰蔵 帰蔵(きぞう)有(あ)り
有周易 周易(しゅうえき)有(あ)りて
三易詳 三易(さんえき)詳(つまび)らかなり
有典謨 典謨(てんぼ)有(あ)り
有訓誥 訓誥(くんこう)有(あ)り
有誓命 誓命(せいめい)有(あ)り
書之奥 書(しょ)の奥(おう)なり
《連山》《帰蔵》《周易》
この三冊の総称を三易(さんえき)という
三易は卦(占いの図象)を用いて
万物の変化の理を予見し
いかに身を静め 心のより所を得るかを教えている
典 謨(ぼ) 訓 誥(こう) 誓 命
これらは尚書の中の項目で
中には優れた奥深い道理が含まれている
人の運命は 生まれる前から
知らず知らずのうちに定められている
でも、もし徳を積んだり修煉すれば
運命を変えれるかもしれないよ
裴度(はいど)が帯を返した物語はこの道理を証明した
裴度がどうやって運命を変えたのか
一緒に見て見よう
【注釈】
・連山=夏の時代の易の名。
・帰蔵=殷の時代の易の名。
・周易=周代の易の名。
・裴度=唐時代の文人
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