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引用サイト:大紀元
https://www.epochtimes.jp/jp/2012/06/html/d15694.html
中国崑崙山の仙人(33) 亘古世界
二十三、亘古世界

 後に私は平先生が教えてくれた静息の法で打座し、定に入ろうとした。最初は心が静まらなかったが、時間が経つにつれて、だんだんと心が静まるようになり、禅定に入ることができた。特に深夜には深く入定することができ、そのうちに体がだんだんと消えていくかのように感じ、外部からのいかなる妨害をも感じなくなった。そうしているうちに、私は元神が体を離れるようになり、他の時空の光景を見ることができ、平先生とも会話することができるようになった。彼は常に私が入定している中で現れ、私を奇特なところへ連れて行き、そこで不思議な物事を経験した。その話は後述する。

 平先生との物語はいったんここまでにしておく。今後、時間のある時に、また機縁が熟したら、その時にまた続編を整理してみようと思う。

 いままで、平先生はずっと私に他の時空で起きた、ある出来事を述べてきた。それは驚天動地の故事であり、遥か昔に起きたことで、我々がいるこの世界で起きたことではない。しかし、それは我々がいるこの世界ととても密接な連係があり、いくつかの因果を教えてくれる。今はそれを話す機縁が熟したので、先にそれを整理して公開しようと思う。

 最初に私は「亘古世界」の物語を整理した。

 その物語はとぎれとぎれで、時には私の夢の中で現れ、時には私が禅定に入った時、平先生が話してくれた。平先生の話を聞くうちに目を閉じると、私の頭の中では一つの立体的な画面が現れ、まるで3D映画を見るようであった。そして、このように数年間受け取った、とぎれとぎれの情報を元に、私はついに全ての因果の経緯が分かり、悟ったところがあった。

 平先生との物語と同様に、「亘古世界」も不思議なことがたくさん記録されていて、多くの人に知られていないことを通じて、全ての因果の経緯を教えてくれる。

 同様に神話を語っていると思ってもらってもよいだろう。それが真実かどうかを言い張る必要はない。平先生が言ったように、凡人は好んで奇異なものを探し求めるが、その背後に隠されている玄妙さはいつも見過ごしている。これが正に世の中に迷っている凡人であり、永遠にその迷いから脱出することができない。しかし、修行者は表象からその背後にある玄妙さを見抜くことができ、そのため、無限の知恵を持つ神霊となるのである。

 (続編「亘古世界」をお楽しみに)
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