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引用サイト:大紀元
https://www.epochtimes.jp/jp/2010/07/html/d24313.html
高智晟著『神とともに戦う』(40)弁護士の使命(7)
法律や法治を一種の目標として、意思や方法・信念の面で追求していっても危険がないのなら、それは喜ばしいことである。目標に通ずるその道のりに一歩踏み出せたら、気持ちが大いに奮い立つ。だがこれまで、それが真の目標として打ち立てられたことなど全くなく、単にスローガンとして叫んでいるに過ぎない。これに私は失望し悲哀を感じ、そして怒りすら覚える。この前、複数の友人から、政府の腐敗を批判するのは止めた方がよいと忠告された。しかし、私は彼らの言葉に納得できない。今の中国には、深く深く根を張った腐敗が長期にわたって存在している。なぜか。それはほかでもない、我々がそれらに見てみぬふりをして、避けているからである。では、今日の中国の法律とその考え方はいかなるものか。ご存知のように、「法の精神」の最も核となる肝心な部分、それは権力を分散し、権力に歯止めをかけることである。この二つを真に実現させるには、統治者の法律に対する考え方が重要になる。もちろんそれは、社会の普遍的かつ伝統的な思想という周りの環境に根ざしているのだ。

 数千年の歴史を誇る中華文明。今ここでその評価はしないが、法律および法治思想についても数千年の歴史を持つはずである。だが、この数千年の中国の歴史の中で、分権のために存在した法律があっただろうか。権力に歯止めをかける法律など、なおさらいうまでもない。逆に、権力が法律を縛るという現実が、大きな壁となって我々の前に立ちふさがっているのだ。2002年の第十六回共産党大会が開かれる前、「賢明で正しい会議が行われる」と小躍りする人がいた。また、中国はすでに社会主義の初期段階である法律体系の枠組みを確立したと評価する人もいた。しかし私たちは、そのように人々を小躍りさせ熱狂させるものが存在しようとも、中国社会にある実際に「規範を失った存在」、すなわち中国の法治に対して批判しないわけにはいかないのだ。これらの「規範を失った存在」こそ国家の敵であるから、国家へ希望を抱く者は、誰もがこの敵と闘わなければならない。これこそが国家の目標ではないか。

 (続く)
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