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引用サイト:大紀元
http://www.epochtimes.jp/2016/06/25811.html
漢字の紐解き-「順」
 子曰く、「六十にして耳従う(耳順)」(意訳:何を聞いても平静な気持ちになった)。孔子は心地よいことだけを耳にするという幸運に恵まれていたのでしょうか?

 この質問に答える前に「順」という漢字を見てみましょう。川へんに頁(思考する気持ち)が組み合わさっています。つまり、思考する気持ちをもつことで、すべてが川の流れのように穏やかになるという意味です。

 「思考する」とはどういうことでしょうか。自分の中の頑固な気持ちを取り除き、他の人の考えに耳を傾け、前向きな進言を採り入れ、他の人の不純な考えは無視するというプロセスではないでしょうか。これができれば、日常生活に素晴らしい結果がもたらされ、平穏な気持ちに到達することができるのです。孔子はこの域まで達していたので、「何を聞いても平静な気持ちになった」のです。

 「順」は古代中国では若い女性を意味します。夫や家族を理解し慈悲の心で接する女性は、一見、繊細で弱々しく見えますが、実は一家を支えているのです。

(神韻芸術団フェイスブックより)